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転職エージェントとは?転職サイトとの違いについて解説

2022年6月13日

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この記事の内容

  • 「転職エージェント」と「転職サイト」の違い
  • 「転職エージェント」と「転職サイト」のメリットとデメリット

転職エージェント転職サイト、どちらもインターネットで利用できるサービスですが、違いはあるのでしょうか?

違います。両者の違いについて解説します。

「転職エージェント」「転職サイト」

どちらもインターネットに求人情報を掲載することで企業からの報酬を得ており、求職者は基本的に無料で利用することができますが、その仕組みやサービス内容は全く異なります

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

転職エージェントとは

転職エージェントには、次のような2つの特徴があります。

転職エージェントの特徴

  • キャリアアドバイザーが転職活動を全面的にサポートしてくれる
  • 非公開求人を多く取り扱っている

キャリアアドバイザーによるサポート

転職エージェントでは、求職者に専属のキャリアアドバイザーが付き、事前準備から入社に至るまでの転職活動を全面的にサポートしてくれます。

転職エージェントによる手厚いサポート

  • 面談により、自己分析・適職診断をしてくれる
  • 非公開求人をはじめ、企業の内部情報や業界の動向など様々な情報を提供してくれる
  • 特定の企業に転職したい場合、その企業が求人が出ていない場合でも、採用を働きかけてくれることがある
  • 書類選考で提出する履歴書や職務経歴書を添削してくれる
  • 面接選考のアドバイスをしてくれる
  • 企業との間に入って、面接などの日程調整をしたり、希望条件などの交渉を行ってくれる
  • 現在の勤務先の退職について、方法やタイミングのアドバイスをしてくれる
  • 入社前後のフォローまでしてくれる

このキャリアアドバイザーによるサポートが転職エージェントの最大の特徴であり、転職エージェントを積極的に利用すべき理由になります。

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キャリアアドバイザーによるサービスが手厚い分、コミュニケーションも緊密に行わなくてはなりません。

キャリアアドバイザーとのやり取りが負担になるようであれば、「転職活動について見直したい」、「時期を遅らせたい」などの希望にも応じてくれるため、活動量を自分でコントロールすることもできます

過去に転職エージェントを利用した際、「業務状況的に転職活動は来年あたりから始めることにしました。」と伝えたら、「それではいったん担当を外れるので、またいつでもご連絡ください。」と言われました。

管理人
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非公開求人の提供

転職エージェントでは、転職サイトには掲載されないような非公開求人を多く取り扱っています。
※「非公開求人」とは何かや、企業が非公開求人を出す目的については、次の記事を参考にしてください。

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非公開求人の掲載を転職エージェントに依頼するということは、それだけ企業との信頼関係が構築され、しっかりとした連携が取れているということになります。

つまり、ネットで調べても分からないような企業の内部情報を知っていたりすることもあります

職場の雰囲気や勤務実態については、事前に正しい情報を入手しておきたいですよね。

いくら内部情報を知っているからとはいえ、キャリアアドバイザーとしては、本気で転職を考えてない求職者に対して何でもかんでも情報を提供するわけではありません。

彼らにとってもビジネスであり、採用に至って初めて企業から成功報酬が得られるからです。

なるべく多くの有益な情報を聞き出せるよう、転職に対して本気度を示すなりして、キャリアアドバイザーとの信頼関係を築くことも大切です。

転職サイトとは

転職サイトは、「多数の求人情報を掲載する」ということに特化しています。

転職エージェントとの違いは、キャリアアドバイザーが担当しないことです。

そのため、基本的にはサイトに掲載された情報のみを頼りにして、希望に合う求人を自分で探し、自分で応募する必要があります。

ただし、転職サイトに自分の履歴書や職務経歴書を登録しておくことによって、その情報を見た企業の採用担当者からスカウトされることもあります

このように、自分が主体となって転職活動を展開したい場合は、転職サイトに登録して活動することがおすすめです。

転職エージェントと転職サイトのメリット・デメリット

転職エージェントと転職サイトについて、以上の特徴を踏まえた上でメリットとデメリットをまとめます。

メリット

転職エージェント転職サイト
キャリアアドバイザーがサポートしてくれる。自分のペースで気軽に転職活動ができる。
非公開求人の紹介や、企業の内部情報を提供してくれる。スカウト機能がある。

デメリット

転職エージェント転職サイト
キャリアアドバイザーとのコミュニケーションが大変である。転職活動に対するサポートが弱い。
紹介される求人数が多く、情報の取捨選択に労力を要する。専門職や重要ポジションに関する求人が少ない。

まとめ

転職エージェントと転職サイトには、仕組みそのものやサービスの内容に違いがあることがお分かりいただけたかと思います。

ざっくりと違いをまとめると・・・

  • 転職エージェント:キャリアアドバイザーが、非公開求人の提供も含め、転職活動を全面的にサポートしてくれる。
  • 転職サイト:サイトに掲載された求人情報のみを頼りに、自分が主体となって転職活動をする。

特に明確な転職の予定がない場合には、気軽に求人情報を調べられる転職サイトの利用から始めてみても良いと思います。

しかし、本格的に転職活動を始める場合は、「キャリアアドバイザー」の手厚いサポートが受けることができ、非公開求人も多く扱う転職エージェントへの登録は必須です。

まずは<総合型>の転職エージェントに登録して、転職を成功させるための第一歩を踏み出してみましょう。

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Dr. NAOKI@製薬企業・研究職

【会社に対して主導権を握るサラリーマン】

職業:製薬企業で新薬開発研究(10年以上)

専門:免疫学

学歴:東京大学大学院(博士)

モットー:自分軸で豊かに生きる

大学と民間企業での職歴を活かして、理系学生・研究者向けに、キャリア形成に役立つ情報を発信しています。

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